今回紹介するのはSASUKE第7回大会です。
衝撃のラストを迎えた前回大会から半年後、21世紀に入った聖地緑山に100人の猛者たちが集結しました。
そんな第7回SASUKEの結果や、活躍した選手を紹介していきます。
公式記録や印象深いエピソードも紹介するので「最近SASUKEに興味を持ったよ」って人は、ぜひ最後までご覧ください。
第7回SASUKEの基本情報
まずは番組の基本情報をお届けします!
21世紀に入って初めてのSASUKEとなった今大会は、2024年現在、歴代最高視聴率の26.0%を記録した回です。(参考:https://www.videor.co.jp/tvrating/past_tvrating/top30/200130.html)
前後の大会でも20%以上の視聴率を叩き出しており、大人気番組としての地位を確固たるものにしていました。
ちなみに2001年12月6日に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト「筋肉番付 〜決めろ、奇跡の完全制覇!」には、本大会をベースにしたゲームが収録されています。
山田勝己さんや山本進悟さんといった、本物のSASUKEで活躍中の選手をキャラクターとして操作できるのが魅力のゲームでした。
第7回SASUKE|1st STAGEのエリア構成
早速、第7回SASUKEの1st STAGEを紹介します。
1st STAGEには、今回もエリア変更がなかったようです。
前回脱落してしまった山本進悟さん、秋山和彦さんなどの有力選手たちは、今のうちにクリアしておきたい所。
第7回SASUKE|1st STAGEの結果
第7回SASUKEの1st STAGEをクリアした選手は以下の通りです。
1st STAGEクリア者:100人中8人(クリア率8%)
名前 | ゼッケン | 肩書き | 残りタイム |
久保木浩功 | 40 | 東京大学理学部3年 | 16.7秒 |
高橋賢次 | 46 | 佐川急便ドライバー | 3.8秒 |
秋元功三 | 54 | パネル生産業 | 2.6秒 |
シェイン・コスギ | 81 | ショー・コスギ塾スーパーバイザー | 1.2秒 |
吉永克己 | 88 | 山口県・阿知須小学校教諭 | 4.2秒 |
ジェームス岡田 | 95 | ショー・コスギ塾第一期生 | 0.2秒 |
山本進悟 | 97 | ガソリンスタンド所長 | 11.4秒 |
ケイン・コスギ | 98 | アクション俳優 | 16.6秒 |
最速タイム:久保木浩功(残りタイム16.7秒)
コスギ兄弟は前回に引き続き、兄弟揃ってクリア。実力の高さを見せつけましたね。
最速タイムは東大理学部3年生の久保木浩功さん。その頭脳を駆使して、そり立つ壁の効率的な昇り方を計算で割り出し、見事実践で証明してみせました。
常連の山本進悟さんが前回の雪辱を果たしてクリアしたものの、秋山和彦さんや竹田敏浩さんといった有力選手がまさかのリタイア。
竹田さんはロープクライムで惜しくもタイムアップ、秋山さんは2大会連続でジャンプハングにやられてしまいました…。
そして前回の最優秀成績者だった山田勝己さんも、ロープクライムの途中で無念のリタイアとなりました。
今回初めて緑山に奥さんと子供を連れてきていた山田さん。定職につかずSASUKEに打ち込む山田さんを支え続けてきた奥さんは、タイムアップと同時に泣き崩れてしまいました。
ちなみに3大会連続ファイナリストの実績を持つ大森晃さんは、今回もジャンプハングでリタイア。
4大会連続1st STAGEリタイアとなってしまい、本大会を最後に連続出場が途絶え、次の出場は23回大会まで空くことになります。
第7回SASUKE|2nd STAGEのエリア構成
2nd STAGEのエリア構成は以下の通りです!
「ナロー」が第1エリアから撤去され、入れ替わりで「チェーンリアクション」が新設されました。
「チェーンリアクション」は垂れ下がるチェーンに掴まって、スタート地点から滑空する豪快なエリアです。
アクション映画のような始まり方や、スタート直後にステージ下で炎が噴き出す演出があるなど、かなり印象に残る個人的に好きなエリアでした!
そして「スパイダーウォーク」も新バージョンに変更。ルートが大きく変わり逆U字型になっているコースを進みます。
逆U字型になっているので、最後は慎重に降っていかなければならず、ちょっとでも滑るとあっという間に沼地へ引き摺り込まれてしまうという、恐ろしい変更です。
ちなみに「スパイダーウォーク」と「チェーンリアクション」の間に「ブリッククライム」というクライミングするゾーンがありますが、なぜかエリア扱いされていません。(落ちる要素がないからでしょうか?)
第7回SASUKE|2nd STAGEの結果
2nd STAGEをクリアした選手は以下の通りです。
2nd STAGEクリア者:8人中5人(クリア率:62.5%)
名前 | ゼッケン | 肩書き | 残りタイム |
久保木浩功 | 40 | 東京大学理学部3年 | 5.1秒 |
高橋賢次 | 46 | 佐川急便ドライバー | 18.5秒 |
シェイン・コスギ | 81 | 俳優/ショー・コスギ塾スーパーバイザー | 4.4秒 |
ジェームス岡田 | 95 | 俳優/ショー・コスギ塾第一期生 | 0.2秒 |
山本進悟 | 97 | ガソリンスタンド所長 | 11.4秒 |
最速タイム:高橋賢次(18.5秒残し)
後に「コング高橋」の愛称で、SASUKEの人気常連選手として活躍する高橋賢次さんが最速タイムを達成。
ここからは2nd STAGEで脱落した、3人の選手の状況を詳しくみていきましょう。
チェーンリアクションの犠牲者
脱落した3人のうち、秋元功三さんと吉永克己さんは「チェーンリアクション」でリタイアしています。
「チェーンリアクション」には中継地点があり、そこで2本目のチェーンに乗り継いでいかなければならないのですが、中継地点に到達するとき、ものすごい衝撃で大きく体が揺さぶられます。
2人ともその衝撃に耐えられず、勢いよく沼地へダイブしていきました。
スパイダーウォークの犠牲者
そしてケイン・コスギさんはまさかの「スパイダーウォーク」で脱落。
先に挑戦した弟のシェインさんに、スパイダーウォークの滑りやすさを確認するほど慎重になっていたケインさんでしたが、悪い予感が当たってしまいました。
筋肉量がかなり多く、体も大きいケインさんはスパイダーウォークに大苦戦。時間をかけつつもなんとか堪えながら進んでいきます。
「あともう少しでクリア」といったところで、体が大きく滑り落水。しかもステージの端で脇腹を痛打してしまいました。
この頃のケインさんは「スポーツマンNo.1決定戦」でも活躍していましたから、他のスポーツ選手に負けない肉体作りが必要だったので、筋肉が重くなりすぎたようです。
このリタイアをきっかけに、ケインさんは演出担当の乾雅人氏に「とある約束」をしますが、その話の詳細はまた次回のお楽しみ。
第7回SASUKE|3rd STAGEのエリア構成
5人の生き残りが挑む3rd STAGE。エリア構成は以下の通りです。
3rd STAGEの様相は、前回から据え置きです。
2大会連続でFINAL STAGEへの侵入を許さなかった乳酸地獄のサファリパーク。果たして最初に攻略するのは誰か。
第7回SASUKE|3rd STAGEの結果
3rd STAGEの結果は以下のようになりました。
3rd STAGEクリア者:5人中1人(クリア率:20%)
名前 | ゼッケン | 肩書き |
山本進悟 | 97 | ガソリンスタンド所長 |
山本進悟さんが第5回大会のリベンジを果たし、見事にFINAL STAGE進出です!
パイプスライダーの終端で両手とも逆手に持ち替え、飛び出しやすくしていましたね。
またゴールマットに飛び移った後軽く前にジャンプして、後ろに跳ね返されないよう対策していたのは見事でした!
他の選手の結果についても軽く触れますね。
久保木浩功さんと高橋賢二さんは共にクリフハンガーで脱落。ジェームス岡田さんはプロペラ雲梯の乗り換えに苦戦し、そのまま力尽きました。
そして兄ケインの無念を背負って3rd STAGEに挑んだ、シェイン・コスギさんはまたしてもボディプロップに泣かされます。
ボディプロップは難関ですが、シェインさんは特に苦手としていたイメージですね。
第7回SASUKE|FINAL STAGEのエリア構成
1年半ぶりに挑戦者が現れたFINAL STAGE。ついにその全容が明らかになります。
第2期のFINAL STAGEは2つのエリアで構成されています。
まずはスパイダークライム。垂直型スパイダーウォークといった感じで、両手両足を突っ張りながらひたすら上に向かって進んでいきます。
スタートから15秒が経過すると、突っ張るための壁が左右に開いていき、物理的に突っ張れなくなってしまうという、恐怖の足切りシステムつきです。
スパイダークライムを上り切ったら、お次は10mの綱登り。2エリアの間には50cmの間隔が空いており、合計22.5mの高さを30秒以内で登り切れれば、完全制覇達成です。
第1期SASUKEの15m綱登りから7m以上も高くなっているのに、まさかの制限時間は据え置き…。
第1期とは比較にならないほど難しくなったFINAL STAGEに、果たして山本進悟さんはどこまで抗えるでしょうか。
第7回SASUKE|FINAL STAGEの結果
山本進悟さんたったひとりの最終決戦となった今回のFINAL STAGE。その結末は、我々の想像を絶するものでした。
古舘さんの「奥さんの、英子さんが見守っています!」という実況の後、緑山にスタートを伝える効果音が響き渡り、山本さんは勢いよく壁を登り始めます。
しかし開始から5秒弱経過、3mほど登ったところで山本さんは急に登るのを止めてしまい、大地に降り立ちます。
左肩脱臼。
疲労と寒さで限界を迎えていた山本さんの左肩は、FINAL STAGEを乗り切るだけの余力を残していませんでした。
山本さんの左肩には古傷があり、第5回大会のパイプスライダーで脱落したときも「かなり痛い」と語っていました。
「またしても人間が入り込むことを拒んだ!」という古舘さんの実況を締めに、第7回SASUKEは終幕となります。
第7回SASUKEの最終成績順位
最後に、第7回SASUKEの成績上位者をまとめて紹介します!
第2期SASUKE初のファイナリストとなった山本進悟さんが、2度目の最優秀成績を獲得。
回を増すごとに1st STAGEのクリア人数が増えており(第5回大会3人→第6回大会5人→第7回大会8人)、選手たちのレベルが着実にアップしていることがわかりますね。
SASUKE第7回大会の振り返りまとめ
第6回にひき続き、今回も衝撃のラストを迎えた第7回大会を紹介しました。
この頃のSASUKEは、今振り返ってみても壮絶なドラマの連続で、眼が離せない展開に毎回ワクワクドキドキさせられますね。
次回のSASUKEでは“大いなる脅威”が選手たちを襲います。今もなお語り継がれるあの名場面も登場するので、お楽しみに!
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
最後にSASUKEの公式YouTubeチャンネルにアップされている、第7回SASUKEのダイジェスト映像を掲載しますので、この記事を読んで第7回SASUKEに興味が湧いたら、ぜひ視聴してみてください!