今回紹介するのはSASUKE第5回大会です。
史上初の完全制覇者が誕生した前回大会。第2期へと突入したSASUKEは更なる進化を遂げて、挑戦者たちの前に立ちはだかります。
そんな第5回SASUKEの結果や、選手たちの活躍を紹介していきます。
公式記録や印象深いエピソードも紹介するので「最近SASUKEに興味を持ったよ」って人は、ぜひ最後までご覧ください。
第5回SASUKEの基本情報
まずは番組の基本情報をお届けします!
SASUKEが第2期に突入したせいか、エリア総数が18を超えましたね。
第1期の頃は「史上最高スケールの18エリア。完全制覇で200万円!」的なテロップやナレーションがしょっちゅう出てきましたが、だんだん聞かなくなってきます。
SASUKEの認知度が高まり、選手たちの人間ドラマにフォーカスして番組を制作するようになったことが影響してるのでしょうか。
ちなみに前回大会で完全制覇を果たした秋山和彦さんは、自分の治療院を設立するため、欠場しています。
完全制覇者不在で開催される今回のSASUKE。一体どんな難関エリアが待ち構えているでしょうか?
第5回SASUKE|1st STAGEのエリア構成
1st STAGEに、2つの新エリアが登場しました!
現在のSASUKEでも挑戦者の前に立ちはだかる巨大な壁、「そり立つ壁」と、ジャンプ系エリアの始祖である「ジャンプハング」が登場。
「ジャンプハング」は、トランポリンを使って網目状になっているロープへしがみつき、対岸へ渡るというエリアです。
ジャンプ力が足りずロープに届かない、ロープを掴んでも反動で振り落とされる、対岸へ渡る時に着水して失格するなど、さまざまなリタイアシーンが見られる名物エリアでした。
「そり立つ壁」は、もはや説明不要の超有名エリアですね。
そり立つ壁の誕生に関して、面白いエピソードがあります。
運動能力だけではなく、攻略にコツが必要なエリアの先駆けとも言えますね!
第5回SASUKE|1st STAGEの結果
難関エリアが2つも新登場した、第5回SASUKEの1st STAGEは、かつてないほどの高難易度となりました。
1st STAGEクリア者:100人中3人(クリア率3%)
名前 | ゼッケン | 肩書き | 残りタイム |
竹田敏浩 | 74 | 消防士 | 1.08秒 |
山本進悟 | 98 | ガソリンスタンド店員 | 3.14秒 |
山田勝己 | 100 | ボンベ配送業 | 1.77秒 |
最速タイム:山本進悟(残りタイム3.14秒)
1st STAGEをクリアしたのはたったの3人。後に「SASUKEオールスターズ」として人気を博す、竹田さん、山本さん、山田さんですね。
最速タイムの山本さんですら残り時間が3.14秒というのが、今回のSASUKEのヤバさを物語っています。
2023年に発売された「SASUKE公式BOOK」によると、ジャンプハングで脱落したのは実に31名、そり立つ壁まで到達できた選手はわずか9名しかいなかったようです。
池谷直樹さん、三浦英一さん、朝岡弘行さんなど、前回大会で好成績を残した実力者たちが、この2エリアで阻まれています。
前回強烈なインパクトを残した“スキンヘッドの怪物”、トラビス・アレン・シュレイダーさんは、最終エリアのロープクライムで惜しくもタイムアップ。
ジャンプハングで対岸に移行する時に足にロープが絡んでしまい、大きくタイムロスしてしまったことが仇となりました。
第5回SASUKE1人目のクリア者|竹田敏浩
今大会が初出場となった岐阜県揖斐郡の消防士、竹田敏浩さん。
竹田さんは今大会74人目の挑戦者で、それまで1人もクリア者がいないという異例の事態に、現場は不穏な空気が流れていました。
https://twitter.com/inuimasato/status/348714325973798912
そんな番組の救世主、竹田さんが挑戦した時の映像が公式YouTubeにアップされておりますので、その勇姿をぜひご覧ください!
第5回SASUKE2人目のクリア者|山本進悟
前回は1st STAGEの「揺れる橋」で、まさかのリタイアとなってしまった山本進悟さん。
今回はそり立つ壁に1度失敗したものの、危なげなくクリアしてリベンジを果たしました。
山本さんはそり立つ壁が非常に得意で、2003年に開催された「SASUKEトライアル」以外、無敗を記録しています!
※そのSASUKEトライアルも、雨でそり立つ壁が登りにくくなってしまったことによるリタイアなので、ほぼノーカンと言っていいでしょう笑
第5回SASUKE3人目のクリア者|山田勝己
前回完全制覇した秋山和彦さんが不参加だったためか、今回ゼッケン100番を任された山田さん。
第2エリア「ローリング丸太」挑戦中、丸太がレールから脱線し、丸太にしがみついていた山田さんは、丸太ごと沼地へ落ちそうになりました。
着水したか否か微妙なところだったので、その時点で失格の裁定は下されず、山田さんは競技を続行しジャンプハング、そり立つ壁も問題なく突破していきます。
1.77秒残しで1st STAGEのゴールボタンを押した後、ローリング丸太の着水に関する審議が入り、スロー映像が再生されます。
そこには本当にギリギリ、紙一重といったところで着水を免れている瞬間が映っていました。
なんとか失格を免れた山田さん。1st STAGEのゴールで笑みを浮かべつつ、セーフのポーズをしました。
このローリング丸太の他にも、山田さんがギリギリ「アウトorセーフ」だった回をまとめた動画が公式YouTubeチャンネルにアップされています。
第5回SASUKE|2nd STAGEのエリア構成
2nd STAGEのエリア構成は以下の通りです!
第1エリアに「タックルマシーン」が新登場しました。
50kgの重さがある台車を、一定の距離まで押し進めるエリアです。
台車は途中で2つ目が追加されるので、合計100kgの重量を押すことになります。
スパイダーウォーク前に、足腰を疲れさせることを目的としたこのエリア。
31回大会から1st STAGEに「タックル」としてリメイクされており、こちらでは「そり立つ壁」の前に配置することで、同じく足腰に疲労を溜める狙いで配置されています。
そちらは合計480kg(※32回大会以降は合計860kg)の重量を押すことになっているので、かなり難易度が上昇しています!
新エリアが追加されたにも関わらず、なんと制限時間は据え置き。この変更が生き残った選手たちにどんな影響を及ぼすでしょうか?
第5回SASUKE|2nd STAGEの結果
2nd STAGEの結果は以下のとおりです。
2nd STAGEクリア者:3人中1人(クリア率:33.33%)
名前 | ゼッケン | 肩書き | 残りタイム |
山本進悟 | 98 | ガソリンスタンド店員 | 0.3秒 |
最速タイム:山本進悟(0.3秒残し)
生き残ったのは、まさかの山本進悟さんただ一人。それもわずか0.3秒残しの滑り込みセーフでした。
ウォールリフティング到達時点で残り時間が7秒ほどしかなかったので、本当にハラハラしました!
山田さん、竹田さんはどちらも「スパイダーウォーク」で脱落しています。
タックルで生じた足腰への負荷が効いたのか、滑り落ちる形でスパイダーウォークの沼に阻まれました。
スパイダーウォークの沼地に落ちて、茫然自失となっている山田さんの姿を、実況の古館さんは「沼地に潜むアリゲーターのようだ!!」と表現していました笑
この脱落について、山田さんは自身のYouTubeチャンネルで「水滴を踏んで滑ってしまった」と語っています。
竹田さんもスパイダーウォーク突入直後に滑り落ちてしまっているため、タックルによる疲労よりも、水滴の影響の方が大きかったのかもしれません。
山本さんもスパイダーウォーク挑戦中、滑りそうになっているシーンがありました。
もし3人全員がスパイダーウォークで脱落していたらと思うと、ゾッとしますね汗
ただ放送中にあった2nd STAGE終了後のスタジオトークでは「山田さんは股関節を痛めていたので、力が入らなかった」という話も出ていたそうです。
ちなみに2nd STAGEが始まる前のスタジオトークで、山田さんが失業していたことが明かされました。
仕事中にこっそりSASUKEのトレーニングをしていたのがバレてしまい、リストラされたそうです。
そのため1st STAGE挑戦中の山田さんの肩書きは「ボンベ配送業」だったのに、2nd STAGEでは「無職」になっていました。
参考:https://toyokeizai.net/articles/-/213774?page=4
3rd STAGEのエリア構成
生き残りが山本進悟さんただ一人になってしまった3rd STAGE。今回も新エリアが登場しました。
スタートエリアの「ポールジャンプ」が撤去され、第2エリアとして「ボディプロップ」が追加。
「ボディプロップ」は2枚のアクリル板に手足を突っ張らせながら、少しずつ横に移動していくエリアです。
体の正面を沼地側に向けて移動するので、選手は眼前に沼地を眺めながら進むことになります。
手側と足側それぞれに間隔が空いている部分があり、体を大きく動かさざるを得ない瞬間があるのがいやらしいです。
3rd STAGEのエリアは基本的に腕力・握力を消耗させるエリアばかりなので、腹筋や背筋を酷使させるボディプロップは、珍しくも個人的に好きなエリアでした!
そして「クリフハンガー」にも、早くもマイナーチェンジが入ります。
初期型にあった50cmの間隔2つに加えて、3つ目の突起が1つ目の突起よりも30cm高く配置されました。
単純な横移動だけではクリアできなくなったので、体を持ち上げるための筋力と体力を残しておかないといけません。
前回の3rd STAGEを経験していない山本さんですが、さらに進化した地獄の空中庭園から、果たして生還できるでしょうか。
第5回SASUKE|3rd STAGEの結果
孤軍奮闘となった山本進悟さん。
ボディプロップやクリフハンガーはなんとか突破したものの、パイプスライダーの最後の着地に失敗し、残念ながら3rd STAGEでリタイアとなりました。
疲労がピークに達していたのかほとんど反動をつけられず、崩れ落ちるようにゴール地点に飛びつきましたが、なすすべなく落水。
3rd STAGE終了後のインタビューで古館さんに「パイプスライダーの最後、左肩をかばうような意識があったのか?」と質問された山本さんは「かなりやっぱり痛いですね」と答えました。
実は山本さんは中学生のころにバスケで左肩を負傷して以来、脱臼癖がついてしまったそうです。
1st STAGE挑戦中に左肩を痛めたようで、そこからはテーピングを巻いて出場していました。
参考:https://youtu.be/-HCKvJFWRNM?si=bqyF3IkRbP8UBX_Y&t=1040
2024年現在、SASUKE唯一の皆勤賞として知られる山本進悟さんですが、実は長年怪我と闘いながら出場していたんですね。
第5回SASUKEの最終成績順位
最後に、第5回SASUKEの成績上位者をまとめて紹介します!
10位に該当する選手が、31名も存在するという異例の事態となりました。
またSASUKEの歴史上初の「3rd STAGEで挑戦者が全滅」という結果に。
回を増すごとにレベルアップしていた選手たちですが、ここに来てSASUKEの難易度が一気にアップしましたね。
ちなみにファイナリストが現れなかったので、FINAL STAGEがどんな風に変貌したのかは明かされませんでした。
SASUKE第5回大会の振り返りまとめ
今回はリニューアルで格段に難しくなった、第5回SASUKEについて紹介しました。
有名エリア「そり立つ壁」の登場で、一気に時代が進んだ感じがしますよね。
エリアの進化に合わせて、選手たちもどんどん成長していく所もSASUKEの魅力のひとつです。
次回も様々な見所や、あっと驚く場面が展開されますので、お楽しみに!
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
最後にSASUKEの公式YouTubeチャンネルにアップされている、第5回SASUKEのダイジェスト映像を掲載しますので、この記事を読んで第5回SASUKEに興味が湧いたら、ぜひ視聴してみてください!