今回紹介するのは、SASUKE2009秋 第23回大会です。
SASUKE予選会組の2人、菅野仁志さんと漆原裕治さんが爪痕を残した前回大会。
勢いに乗る新世代と、世代交代の波に抗うオールスターズ、そして規格外の身体能力を誇る海外勢とSASUKEは群雄割拠の時代を迎えています。
そんな第23回SASUKEの結果や、活躍した選手を紹介していきます。
公式記録や印象深いエピソードも紹介するので「最近SASUKEに興味を持ったよ」って人は、ぜひ最後までご覧ください。
本記事で扱う情報は主に「SASUKE公式BOOK」を参照しています。
SASUKE公式BOOKは、常連選手のインタビューや過去大会の記録がまとめられている、SASUKEファン必見のバイブルですよ!!
SASUKE2009春 第23回大会の基本情報
まずは番組の基本情報をお届けします!
- 恒例となったSASUKE予選会から6人が出場
- アメリカ予選会からは10人が出場
SASUKE第23回大会の1st STAGEエリア構成
SASUKE第23回大会 1st STAGEの結果
1st STAGEクリア者:100人中16人(クリア率16%)
名前 | ゼッケン | 肩書き | 残りタイム |
リチャード・キング | 42 | 全米予選5位 スタントマン | 13.4秒 |
田島直弥 | 45 | 日本予選6位 運送業 | 11.71秒 |
橋本亘司 | 47 | 日本予選4位 ジムインストラクター | 15.8秒 |
中村哲 | 49 | 日本予選2位 消防士 | 11.9秒 |
佐藤惇 | 50 | 日本予選1位 高校3年生 | 19.42秒 |
伊藤圭紀 | 53 | ビーチスポーツみやざき No.1選手権優勝 | 5.35秒 |
ブライアン・オロスコ | 73 | 全米予選2位 プロフリーランニング選手 | 18.65秒 |
髙橋賢次 | 84 | 運送業 | 20.8秒 |
奥山義行 | 92 | ’91世界陸上 200m日本代表 | 9.7秒 |
山本進悟 | 93 | SASUKE唯一の皆勤賞 | 10.07秒 |
リー・エンチ | 94 | 台湾代表 プロロッククライマー | 3.36秒 |
リーヴァイ・ミューエンバーグ | 95 | 全米予選1位 プロフリーランニング選手 | 29.20秒 |
菅野仁志 | 96 | 国士舘大学体操競技部出身 | 6.21秒 |
竹田敏浩 | 97 | 史上最強の消防士 | 6.45秒 |
漆原裕治 | 99 | 前回大会ファイナリスト | 5.69秒 |
長野誠 | 100 | 史上2人目の完全制覇 | 15.79秒 |
最速タイム:リーヴァイ・ミューエンバーグ(残りタイム29.20秒)
1stクリア者が2桁台になったのは、2006年秋の第17回大会以来です。
特筆すべきは長野誠さんの挑戦ですね。今大会、長野さんはなんと1st STAGEに2回挑戦しています。
1回目の挑戦ではスライダージャンプで対岸のロープをつかめず落水しました。
「まさかあの長野さんが…」と誰もが落胆したものの、当の長野さんは「ロープが止まったよ!」とセットを指さしてアピールします。
なんとスライダージャンプで使うバーを定位置に戻すために繋がっているロープが、セットの骨組みに絡んでしまい終端まで進めない状態になっていました。
長野さんのコース進行を妨げたということで、SASUKE史上初の「1st STAGEやり直し」が決定。
リトライが決まった瞬間、SASUKEオールスターズの竹田さんと山本さんは爆笑してましたw
1回目の挑戦から43分後、長野さんの2回目の1st STAGE挑戦が始まります。
かなり後半のエリアまで進んだ上での再挑戦だったので、体力の消耗が心配される中、長野さんは何事もなかったかのように、軽やかな足取りで1st STAGEをクリアしていきました。
SASUKE第23回大会の2nd STAGEエリア構成
SASUKE第23回大会 2nd STAGEの結果
2nd STAGEクリア者:16人中7人(クリア率43.75%)
名前 | ゼッケン | 肩書き | 残りタイム |
髙橋賢次 | 84 | 運送業 | 17.7秒 |
奥山義行 | 92 | ’91世界陸上 200m日本代表 | 2.09秒 |
山本進悟 | 93 | SASUKE唯一の皆勤賞 | 1.24秒 |
リーヴァイ・ミューエンバーグ | 95 | 全米予選1位 プロフリーランニング選手 | 18.17秒 |
菅野仁志 | 96 | 国士舘大学体操競技部出身 | 7.80秒 |
竹田敏浩 | 97 | 史上最強の消防士 | 7.73秒 |
長野誠 | 100 | 史上2人目の完全制覇 | 7.4秒 |
最速タイム:リーヴァイ・ミューエンバーグ(残りタイム18.17秒)
SASUKE第23回大会の3rd STAGEエリア構成
SASUKE第23回大会 3rd STAGEの結果
3rd STAGEに進出した7人のうち、5人が新クリフハンガーを突破するハイレベルな展開に。
第17回大会以来の3rd進出となった山本進悟さんは、第1エリアのアームリングで左肩が脱臼してしまい、無念のリタイアとなりました…。
そしてFINAL STAGEに駒を進めたのは2人。前回のリベンジを果たした菅野仁志さんと、史上最強の漁師・長野誠さんです。
SASUKEオールスターズとSASUKE新世代が揃ってファイナリストになるという熱い展開になりました。
SASUKE第23回大会のFINAL STAGEエリア構成
前回漆原裕治さんがFINALに挑戦して、いきなりクリア目前まで進んだからか、高さそのままで制限時間が5秒短くなりました。
この5秒の短縮が、果たしてどのように影響するでしょうか。
SASUKE第23回大会 FINAL STAGEの結果
菅野さんと長野さんの一騎打ちとなったFINAL STAGE。まず挑むのは「SASUKE新世代の騎手」こと菅野仁志さんです。
残り時間23秒時点でGロープに手をかけたものの、移行に手間取ってしまい5秒ほどタイムロスしてしまいます。
理想的なフォームでGロープを登っていく菅野さんでしたが、ゴールまで残り4m辺りの地点であえなくタイムアップとなりました。
挑戦終了後、菅野さんは苦しさと悔しさが混ざった表情で「FINALってのはキツいですね。自信あったんですけど…」とコメントしています。
菅野さんの次は、ゼッケン100番を背負い続ける男、長野誠さんです。
通算5度目のFINAL STAGE挑戦となった長野さんは、菅野さんを上回るペースでヘブンリーラダーを攻略し、22秒あまりを残してGロープへ。
熟練の動きでスムーズに綱登りを進める長野さんでしたが、ゴール目前で惜しくもタイムアップし、完全制覇とはなりませんでした。
SASUKE第23回大会の最終成績順位
最後に、第23回SASUKEの成績上位者をまとめて紹介します!
SASUKE第23回大会の振り返りまとめ
2人のファイナリストが誕生した、SASUKE第23回大会を紹介しました。
SASUKEオールスターズ、SASUKE新世代、海外勢が揃って活躍する第3期屈指の良回でしたね。
特に長野さんの活躍が際立っていました。1st STAGE 2回挑戦からのファイナリスト、そして最優秀成績獲得とまさにレジェンドと言うべき無双ぶりです。
今回は惜しくも完全制覇とはなりませんでしたが、3度目の魔城陥落の瞬間は、刻一刻と近づいています。次回もお楽しみに!
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
最後にSASUKEの公式YouTubeチャンネルにアップされている、第23回SASUKEのダイジェスト映像を掲載しますので、この記事を読んで第23回SASUKEに興味が湧いたら、ぜひ視聴してみてください!