舞台は緑山へ!SASUKE第2回大会のエリア・ファイナリスト・選手を紹介

各大会結果
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今回紹介するのはSASUKE第2回大会です。

伝説の幕開けとなった第1回大会から約1年。パワーアップした鋼鉄の魔城の頂を制すべく、100人の猛者たちが再集結しました。

そんな第2回SASUKEの結果や、選手たちの活躍を紹介していきます!

公式記録や印象深いエピソードも紹介するので「最近SASUKEに興味を持ったよ」って人は、ぜひ最後までご覧ください。

第2回SASUKEの基本情報

まずは番組の基本情報をお届けします!

番組の基本情報
  • 放送日:1998年9月26日
  • 実況:初田啓介(1stの80番まで)/古舘伊知郎(1stの81番から番組終了まで)
  • ナレーション:垂木勉
  • 会場:緑山スタジオ
  • エリア総数:18
  • 賞金:完全制覇で200万円

第2回SASUKEから、聖地・緑山スタジオで収録されるようになりました。

オープニングでは緑山に大型トラックが到着して、荷台の側面が開くと中に100人の挑戦者たちが立ち並んでいるという、ちょっと独特な演出があります。

またこの回から実況に初田啓介氏が登場。当時はサブ実況だったので番組前半となる1stステージのゼッケン1番から80番までを担当されていました。

番組前半はお祭りムードというか、楽しい雰囲気で進行していくのでユーモアに富んだ初田さんの実況は、とてもマッチしていましたね。

ちなみに垂木勉氏がナレーションを担当したのもこの回から。

「SASUKEといえば初田・古舘・垂木!」というオールドファンも多いのではないでしょうか。

第2回SASUKEのエリア構成

前回から様々な変化を見せた第2回SASUKEのエリア構成を紹介します!

1st STAGEのエリア構成

1st STAGEのエリアはこんな感じでした。

1st STAGEのエリア構成
  • 丸太登り
  • ぶら下がり丸太
  • 丸太下り
  • そそり立つ壁
  • 揺れる橋
  • フリークライミング
  • 壁登り

制限時間:60秒

エリアの構成は第1回SASUKEと全く一緒ですが、名称が変わったり制限時間が短くなったりしています。

前回「滝登り・滝下り」という名前だったエリアは「丸太登り・丸太下り」というエリア名に変更。

それに伴ってか前回あった「丸太下り」というエリアは、存在しているのにエリア扱いされなくなりました!

まあ第1回の「丸太下り」は、ちょっと太めの棒に掴まって上から下に降りるだけのエリアだったので、消滅もやむなしかと思いますね笑

2nd STAGEのエリア構成

2nd STAGEのエリア構成は以下の通りです!

2nd STAGEのエリア構成
  • スパイダーウォーク
  • 動く壁(スパイダーウォークの3枚目)
  • スパイダークライム(スパイダーウォークの6枚目)
  • 5連ハンマー
  • 逆走コンベア
  • WALL LIFTING RUN

制限時間:50秒

2nd STAGEは制限時間変化なし。謎なのは前回「WALL LIFTING」という名前だったエリアが「WALL LIFTING RUN」に名称変更されたことですね笑

30kg、40kg、50kgからなる3枚のシャッターをこじ開けながら進むという、エリアコンセプトは全く同じ。

初期SASUKEの2nd STAGEは、あまり変化がない気がします。

初期の2nd STAGEは難易度やステージの完成度が高かったので、変化させる必要がなかったということなのかも知れませんね。

3rd STAGEのエリア構成

さて3rd STAGEはどんなエリア構成でしょうか?

3rd STAGEのエリア構成
  • ポールブリッジ
  • プロペラ雲梯
  • ハングムーブ New
  • パイプスライダー New

制限時間:なし

3rd STAGEにかの名物エリア「パイプスライダー」が登場しました。

2本のレールの上を渡る1本のパイプを握り、体を前後に振った勢いを利用して少しずつ前進していくエリアです。

たまに他のエリアに変わることもありますが、2024年現在のSASUKEでも猛威を振い続けている難関です。

なんと歴代の完全制覇者やSASUKEオールスターズが、全員パイプスライダーで1度以上リタイアを経験しています!

ただ第2回SASUKEのパイプスライダーは終端とゴール地点の距離がとても近く、終端に行けさえすればそのままゴールできるほどでしたので、現代のSASUKEと比べると難易度は下がります。

とはいえ「クルクル回りやすいパイプを握りながら、体を前後に振って移動する」という初めての動きに、当時の選手たちは大苦戦。

当時はゴール地点に辿り着けるだけでも、とてつもなく凄いことだったんです。

ちなみに第3エリアにできた新エリア「ハングムーブ」は、ロープで吊るされたハンマーの上に乗りながら渡っていくという代物。

足場がしっかりしているので、難易度はかなり易しめ。そのせいでしょうか?誰も脱落者を出すことなく第3回SASUKEを最後に姿を消しました…。

まあ公園のブランコで似たような動きができるほどカンタンそうなエリアなので、仕方ないでしょう笑

FINAL STAGEのエリア構成

第2回SASUKEのFINAL STAGEは、第1回と全く同じです。

FINAL STAGEのエリア構成
  • 15m綱登り

制限時間:30秒

ちなみにSASUKEのFINAL STAGEは、クリア者=完全制覇者が現れるまで、基本的にエリア変更はありません。

第1回SASUKEで4人のファイナリストが挑戦し、誰一人頂点に辿り着くことができなかったFINAL STAGE。

今回のSASUKEでは、一体誰がFINAL STAGEのロープを握りしめたのでしょうか。

次の項目からは、各STAGEの結果を紹介します!

第2回SASUKE|1st STAGEの結果

第2回SASUKE、1st STAGEをクリアした選手は以下の通りです!

1st STAGEクリア者:100人中34人(クリア率34%)

名前 ゼッケン 肩書き 残りタイム
上田拓右 2 インターネット・プロバイダー経営 23.7秒
鈴木祐二 3 トラック運転手 不明
宇田川恵司 5 とび職 不明
成尾英己 9 土木建築作業員 不明
坂本隆 11 スタントマン 不明
天野直人 18 解体工 不明
天野裕之 19 解体工 不明
山本進悟 20 ガソリンスタンド勤務 不明
伊藤義春 23 佐川急便 不明
三浦英一 30 とび職 不明
柴田正剛 32 石油会社勤務 不明
高橋徹 35 都立高島高3年 不明
谷川義秀 39 歌手 不明
田邊智恵 41 スタントウーマン・女優 1.2秒
山本達也 42 大工 不明
山本義人 43 トラック運転手 不明(最速タイム)
小松原アンドゥレア 48 雑誌編集アシスタント 不明
奥村勇司 56 川口工業高3年 不明
木村和史 57 日大体育学科3年 不明
田村康一 59 トレーナー 不明
横山剛輔 64 一橋大ボート部3年 不明
長谷川健 65 日光江戸村の忍者 18.41秒
石原壽尊 66 日大陸上部3年 不明
海老原匡一 70 佐川急便 18.8秒
楊崇 76 桐朋学園短大2年 不明
吉崎浩亮 83 東大大学院1年・元体操部 19.4秒
佐藤寛之 84 タレント 11.9秒
シェイン・コスギ 88 シェイン・コスギ 5.43秒
山田勝己 91 ボンベ配送業 不明
富島望 93 漁師 不明
中村繁之 95 タレント 0.3秒
田中光 97 アトランタ五輪体操日本代表 6.16秒
大森晃 99 アニマル梯団・おさる 24.36秒
秋山和彦 100 元・毛ガニ漁師 18.63秒

最速タイム:山本義人(残りタイム不明)

1st STAGEは前回よりクリア人数が11人も増えました。

最速タイムは前回2nd STAGEで最速タイムを記録したトラックドライバーの山本義人さん。

クリア人数が多すぎたせいか山本さんの1st STAGEはカットされたようですが、2ndの実況で「最速タイム」と言われていました。

今大会で最も注目すべきは、スタントウーマンの田邊智恵さんですね。

田邊さんは日本人女性として初めて1st STAGEをクリアしました。

丸太下りの最上段からジャンプし、華麗に受け身を取っている姿は、さすがの身のこなしという印象でしたね。

公式YouTubeに田邊さんの1st STAGEを特集した映像があります。ぜひご覧ください!

第2回SASUKE|2nd STAGEの結果

2nd STAGEはかなりの難関となったようです!

2nd STAGEクリア者:34人中9人(クリア率:26.47%)

名前 ゼッケン 肩書き 残りタイム
山本進悟 20 ガソリンスタンド勤務 6.9秒
三浦英一 30 とび職 9.1秒
山本達也 42 大工 0.67秒
長谷川健 65 日光江戸村忍者 9.5秒
海老原匡一 70 佐川急便 12.9秒
吉崎浩亮 83 東大大学院1年・元体操部 9.8秒
中村繁之 95 タレント 2.7秒
田中光 97 アトランタ五輪体操日本代表 1.8秒
大森晃 99 アニマル梯団・おさる 0.76秒

最速タイム:海老原匡一(12.9秒残し)

34人の挑戦者中、たったの9人しか突破できなかった2nd STAGE。

50秒の制限時間で、13秒近くも残せる海老原匡一さんは、とんでもない実力の持ち主ですね!

後にSASUKEオールスターズと呼ばれるようになる山本進悟さんは、前回の雪辱を晴らし3rd STAGE初進出。

一方同じくSASUKEオールスターズの山田勝己さんは、スパイダーウォークに大苦戦しあえなく2nd STAGEリタイア。

この結果が悔しすぎた山田さんは、大会終了後に自身が勤める工場内にスパイダーウォークのセットを制作します。

ただのバラエティ番組にすぎなかったSASUKEに、セットを自作してまで攻略しようとした山田さんの本気ぶりに、当時は誰もが驚いていました。

第2回SASUKE|3rd STAGEの結果

FINAL STAGEへの挑戦権を獲得したのは、この人たちです!

3rd STAGEクリア者:9人中2人(クリア率:22.22%)

名前 ゼッケン 肩書き
田中光 97 アトランタ五輪体操日本代表
大森晃 99 アニマル梯団・おさる

案の定パイプスライダーが猛威を振るい、9人中7人がパイプスライダーで脱落しています。

休憩ゾーン目前で落下する者、2本目のバー移行時に脱線する者、ゴールへの着地に失敗する者などリタイアパターンは様々。

数多くの選手が苦戦する中、最後に挑戦した2人の選手がFINAL STAGEへの切符を掴み取ります。

体操選手の田中光さんは流石のパフォーマンスでクリアし、大森晃さんは2大会連続でのFINAL STAGE進出となりました。

第2回SASUKE|FINAL STAGEの結果

2名の選手が天空の頂を目指しましたが、残念ながら今回も完全制覇者は現れませんでした。

最優秀成績はアトランタオリンピックで体操の日本代表選手だった田中光さん。ゴールまであと2mの距離まで近づきます。

2大会連続でのファイナリストとなった大森晃さんは、前回と比べて少しペースが落ち7、8mくらいのところで脱落となりました。

第2回SASUKEの最終成績順位

最後に、第2回SASUKEの成績上位者をまとめて紹介します!

第2回SASUKEの成績上位者
順位 名前 ゼッケン 到達ステージ 記録
1 田中光 97 FINAL 15m綱登り/残り約2m
2 大森晃 99 FINAL 15m綱登り/残り約6m
3 吉崎浩亮 83 3rd パイプスライダー/着地失敗
3 三浦英一 30 3rd パイプスライダー/着地失敗
5 中村繁之 95 3rd パイプスライダー/2本目途中
5 山本進悟 20 3rd パイプスライダー/2本目途中
7 海老原匡一 70 3rd パイプスライダー/2本目スタート直後、パイプがレールから脱線
8 長谷川健 65 3rd パイプスライダー/2本目スタート直後
9 山本達也 42 3rd パイプスライダー/1本目ブレイクゾーン直前
10 富島望 93 2nd WALL LIFTING RUN/3枚目
10 シェイン・コスギ 88 2nd WALL LIFTING RUN/3枚目
10 谷川義秀 39 2nd WALL LIFTING RUN/3枚目

2大会連続で上位成績を収めたのは大森晃さん、三浦英一さん、山本進悟さん、長谷川健さんの4名。

ケイン・コスギさんの弟であるシェイン・コスギさんは今回初登場でしたが、コスギ一族の意地を見せて10位に入っています。

ここに名前を残した選手たちが、次回以降どんな活躍を見せるのかとても楽しみですね!

SASUKE第2回大会の振り返りまとめ

今回は初の緑山スタジオでの開催となった、第2回SASUKEについて紹介しました。

名物エリア「パイプスライダー」の初登場や日本人女性初の1st STAGEクリア者など、SASUKEの歴史における重要な回と言えるのではないでしょうか。

またこの回でのリタイアをきっかけに、山田勝己さんの負けん気魂に火がついたのも注目ですね。

これ以降のSASUKEで、山田さんは大活躍をみせます。ぜひ楽しみにしていてください!

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

最後にSASUKEの公式YouTubeチャンネルにアップされている、第2回SASUKEのダイジェスト映像を掲載しますので、この記事を読んで第2回SASUKEに興味が湧いたら、ぜひ視聴してみてください!

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