伝説の始まり!SASUKE第1回大会の結果・放送日・選手の活躍を紹介

各大会結果
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今回はSASUKEの記念すべき第1回大会を紹介します。

筋肉番付のスペシャル企画としてスタートしたSASUKE。

選りすぐられた100人の精鋭たちが、4つのステージに分けられた難攻不落のアスレチックに挑む。という基本コンセプトは、この第1回大会から既にありました。

そんな第1回SASUKEの結果や、選手たちの活躍を紹介していきます!

リアルタイムで視聴していた人は、昔を懐かしみながらご覧ください。

「最近SASUKEに興味を持ったよ」って人は、参考資料的なイメージで読むと楽しめますよ!

第1回SASUKEの基本情報

まずは番組の基本情報をお届けします!

番組の基本情報
  • 放送日:1997年9月27日
  • 実況:戸崎貴広(1stの80番まで)/古舘伊知郎(1stの81番から番組終了まで)
  • 会場:東京ベイNKホール
  • エリア総数:18
  • 賞金:完全制覇で200万円

SASUKEは元々、スポーツバラエティ番組『筋肉番付』のスペシャル企画としてスタートしました。

筋肉番付では様々なスポーツを題材にしたゲーム企画が行われ、挑戦者はゲームをクリアすると賞金200万円を受け取れました。

SASUKEもそれに倣って、全4ステージ、合計18エリアからなる難関アスレチックを完全制覇した者は、賞金200万円が受け取れるというルールがあります。

いつ頃からかわかりませんが、番組中にあまり「完全制覇で200万円!」と言わなくなったので、忘れてる方も多いかもしれません笑

また第1回SASUKEのみ緑山スタジオではなく、『東京ベイNKホール』という、屋内の会場で番組収録が行われました。

その為かSASUKE名物、沼地の水が非常に浅く、膝下くらいの深さしかありません。(着水時、底面に思い切り尻餅をついている選手がいるほど笑)

そんな今のSASUKEとは随分違った雰囲気の第1回SASUKE。続いては第1回SASUKEのエリア構成を紹介します!

第1回SASUKEのエリア構成

第1回SASUKEの各ステージのエリア構成を紹介します!まずは1st STAGEのエリア構成です。

1st STAGEのエリア構成

  • 滝登り
  • ぶら下がり丸太
  • 滝下り
  • そそり立つ壁
  • 揺れる橋
  • 丸太下り
  • フリークライミング
  • 壁登り

ステージ全長:74.8m
制限時間:70秒

バランス感覚や思い切りの良さが試される1stSTAGE。

滝登り、滝下りは2015年開催の第31回SASUKEから『ローリングヒル』としてリニューアルされています。

個人的には最後の『フリークライミング』が曲者だと思います。

このエリア、クライミングの壁が徐々に下に落ちていく仕様になっており、チンタラしてると時間がなくなってしまいます。

当時初出場だったケイン・コスギさんも、このエリアで苦戦して大幅にタイムロスしています。

落ちるスピードを早めるとか、突起の配置を嫌らしくするとかすれば、最新のSASUKEでもそこそこ脱落者を出すエリアになるんじゃないでしょうか。

2nd STAGEのエリア構成

  • スパイダーウォーク
  • 動く壁(スパイダーウォークの3枚目)
  • スパイダークライム(スパイダーウォークの6枚目)
  • 5連ハンマー
  • 逆走コンベア
  • WALL LIFTING

制限時間:50秒
ステージ全長:65.5m

特筆すべきはその制限時間の短さ。たったの50秒しかありません。

2nd STAGE=スピード勝負という認識は、初代の頃からあったわけですね。

物理的に時間がないので、どんな選手もギリギリの戦いを強いられます。

焦りからか、バランス感覚が試されるエリア『5連ハンマー』でバランスを崩して、脱落する選手が数多くいました。

ただ当時はゴールにタイマーストップ用のボタンが存在せず「ゴールゲートを身体が通過すればOK」というルールだったので、『WALL LIFTING』を突破した勢いそのままに、ゴールへ転がり込む場面が多く見られました。

2nd STAGEはタイムアップ寸前になることが多いので、ギリギリでゴールに飛び込むシーンは、いつみてもハラハラしますね!

3rd STAGEのエリア構成

  • ポールブリッジ
  • プロペラ雲梯
  • 針山

制限時間:なし

1st、2ndのエリアを考えて力尽きてしまったのか?と思ってしまうほど、シンプルなエリア構成です笑

『ポールブリッジ』と『針山』はオブジェクトがエリアの下側から生える形で設置されており、現在の3rd STAGE=ぶら下がり系エリアとはかなりイメージが異なります。

しかし「時間無制限で体力、精神力の限界に挑む」というコンセプトは、今と変わらないですね。

『ポールブリッジ』は不安定なポールの上を進んでいくエリアで、腰を落として一歩一歩慎重に進まないと、即落下してしまいます。

後々の3rd STAGEは、ぶら下がり系のエリアが中心となり「いつ落下するんだろう…」というヒリヒリした緊張感が楽しめますが、それとはまた違うドキドキが、初代の3rd STAGEにはありますね。

FINAL STAGEのエリア構成

ここまでの難関エリアを突破してきた猛者だけが辿り着ける、最後の関門FINAL STAGE。

第1回SASUKEのFINAL STAGEのエリアは「15m綱登り」。制限時間は30秒に設定されています。

天空から伸びる1本の綱だけを頼りに、15m上空にあるゴールを目指す。FINAL STAGEはとてもシンプルな作りです。

しかしそのシンプルさとは裏腹に、難易度はとんでもないことになっていて、腕力体力に多少自信がある程度では、とても太刀打ちできません。

第31回、第38回大会で完全制覇を果たした“サスケくん”こと森本裕介さんは、FINAL STAGEについて、こう語っています。

これぐらいやらないと…完全制覇できないですから。

普通にやってたらできないです。

常軌を…逸してないと。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=R3Ti4reJcqw&t=774s

実際の動画ではシューズに大きな穴が開くほど、綱登りを練習したことが話されています。

森本さんの練習はまさに命懸けです。命懸けで挑まないと、SASUKEを完全制覇することはできないのです。

しかし森本さんを筆頭に、SASUKEに本気で挑む選手たちが現れるのは、もう少し先のお話。

そう考えると、バラエティ番組のお祭り企画としてしか認識されていなかった第1回SASUKEにおいて、綱登りの難易度が異常に高いということがお分かりいただけるでしょう。

次の項目からは、各STAGEの結果を紹介します!

第1回SASUKE|1st STAGEの結果

第1回SASUKE、1st STAGEをクリアした選手は以下の通りです!

1st STAGEクリア者:100人中23人(クリア率23%)

名前 ゼッケン 肩書き 残りタイム
矢野信一 2 伊藤ハムハスキーズ RB 2.2秒
山本進悟 7 ガソリンスタンド勤務 29.0秒
山本義人 18 トラック運転手 18.8秒
坂本隆 22 ジャパンアクションクラブ 6.0秒
若江和男 25 フリークライミングインストラクター 8.3秒
太田雄介 31 筑波大水泳部4年 1.8秒
三浦英一 40 とび職 26.2秒
小山洲一郎 43 横浜国立大ヨット部1年 1.3秒
荒木基晴 47 東京医大スキー部1年 不明
川島孝幸 49 ’95年アクロ体操世界選手権第6位 不明
宮城英和 54 アマチュアボクサー 33.0秒
飯島豊久 59 自衛隊員 19.4秒
多田知宏 64 土木作業員 不明
楊崇 72 桐朋学園短大1年 18.5秒
天野直人 76 解体工 不明
杉本一啓 78 東京農業大バスケットボール部2年 不明
井上清海 88 サーファー 15.2秒
ケイン・コスギ 89 アクション俳優 2.0秒
佐藤久哉 90 ’97スキー全日本選手権大回転優勝 28.3秒
山田勝己 92 クイックマッスル全国大会準優勝 5.9秒
池谷幸雄 94 バルセロナ五輪体操「床」銀メダル 29.2秒
長谷川健 96 アクション俳優・日光江戸村の忍者 不明
大森晃 97 アニマル梯団・おさる 24.1秒

最速タイム:宮城英和(33.0秒残し)

山本進悟さん、山田勝己さん、ケイン・コスギさんなど、2023年現在のSASUKEでも名前を見る選手たちがいます。

特に山本さんは2022年までに放送された40回大会全てに出場しており、唯一の皆勤賞となっています。

注目選手はゼッケン88番の井上清海さん。当時44歳で1st STAGEを最年長クリアしており、この記録は2022年に放送された第40回SASUKEが放送されるまで、塗り替えられませんでした。

第1回SASUKE|2nd STAGEの結果

2nd STAGEはかなりの難関となったようです!

2nd STAGEクリア者:23人中6人(クリア率:26.08%)

名前 ゼッケン 肩書き 残りタイム
山本義人 18 トラック運転手 9.5秒
川島孝幸 49 ’95年アクロ体操世界選手権第6位 2.5秒
楊崇 72 桐朋学園短大1年 0.1秒
ケイン・コスギ 89 アクション俳優 4.9秒
長谷川健 96 アクション俳優・日光江戸村の忍者 0.1秒
大森晃 97 アニマル梯団・おさる 0.9秒

最速タイム:山本義人(9.5秒残し)

やはり時間がシビアすぎたのか、1st STAGEクリア者23人中、たったの6人しかクリアできなかった2nd STAGE。

クリア者6名のうち、5人が残り時間5秒以下というギリギリっぷり。

そう考えると残り時間9.5秒の最速タイムでクリアした、ゼッケン18番の山本義人さんはすごいですね!

後に“SASUKEオールスターズ”と呼ばれる、山本進悟さんと山田勝己さんは『5連ハンマー』で残念ながら脱落してしまいました。

第1回SASUKE|3rd STAGEの結果

FINAL STAGEへの挑戦権を獲得したのは、この人たちです!

3rd STAGEクリア者:6人中4人(クリア率:66.66%)

名前 ゼッケン 肩書き
川島孝幸 49 ’95年アクロ体操世界選手権第6位
楊崇 72 桐朋学園短大1年
長谷川健 96 アクション俳優・日光江戸村の忍者
大森晃 97 アニマル梯団・おさる

2nd STAGEで最速タイムを叩き出した山本義人さんと、完全制覇の有力候補とされていたケイン・コスギさんは『ポールブリッジ』であえなく脱落となってしまいました。

忍者をモチーフにした企画『SASUKE』のファイナリストの中に、“日光江戸村の忍者”長谷川健さんがいるのは、コンセプト通りで面白いですね!

SASUKEの歴史上初のファイナリストとなった川島孝幸さんは、なんと当時18歳。

10代のファイナリストは川島さんの他には、2006年秋に開催された第17回SASUKEの長崎峻侑さんしかいません。

第1回SASUKE|FINAL STAGEの結果

4人の精鋭が挑戦した第1回SASUKEのFINAL STAGEでしたが、残念ながら誰も栄光の頂に辿り着くことはできませんでした。

最もゴールに近づいたのは、ゼッケン97番の大森晃さん。お笑いコンビ『アニマル梯団』のおさるとして活躍していましたが、類稀なる運動神経を発揮して筋肉番付でも大活躍していました。

大森さんはゴールまで残り約3mまで接近し、初代SASUKEの最優秀成績者として、SASUKEの歴史にその名を刻みます。

第1回SASUKEの最終成績順位

最後に、第1回SASUKEの成績上位者をまとめて紹介します!

第1回SASUKEの成績上位者
順位 名前 ゼッケン 到達ステージ 記録
1 大森晃 97 FINAL 15m綱登り/残り約3m
2 川島孝幸 49 FINAL 15m綱登り/残り約5m
3 長谷川健 96 FINAL 15m綱登り/残り約7m
3 楊崇 72 FINAL 15m綱登り/残り約7m
5 ケイン・コスギ 89 3rd ポールブリッジ/6→7本目
6 山本義人 18 3rd ポールブリッジ/5→6本目
7 杉本一啓 78 2nd WALL LIFTING/2枚目
7 宮城英和 54 2nd WALL LIFTING/2枚目
9 佐藤久哉 90 2nd 5連ハンマー/対岸でコースアウト
9 三浦英一 40 2nd 5連ハンマー/対岸でコースアウト
9 山本進悟 7 2nd 5連ハンマー/対岸でコースアウト

ここに名前が載った選手たちが、次回以降のSASUKEでどんな活躍をしていくのか注目ですね!

SASUKE第1回大会の振り返りまとめ

今回は25年以上の歴史を誇る大人気番組、SASUKEの記念すべき第1回大会を紹介しました。

100人の挑戦者が巨大なアスレチックに挑んでいく。という基本コンセプトは同じでも、屋内での開催や少なすぎる3rd STAGEのエリアなど、初代ならではの手探り感が魅力的な回だったなと思います。

果たしてSASUKEは、ここからどんな風に進化していくのでしょうか。注目ですね!

ということで最後までご覧いただき、ありがとうございました。

最後にSASUKEの公式YouTubeチャンネルにアップされている、第1回SASUKEのダイジェスト映像を掲載しますので、この記事を読んで第1回SASUKEに興味が湧いたら、ぜひ視聴してみてください!

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